こんにちは、まりもんです!
NHKの【超人たちのパラリンピック】
に車いす陸上の選手、佐藤友祈(さとう
ともき)さんが登場します!
佐藤友祈さんは、まったくの素人から
車いす陸上をはじめ、たった4年で
リオパラリンピックに出場し、2個の
銀メダルを獲得!
そしてなんと今年2017年世界選手権
では金メダルを2個も獲得したという
偉業を成し遂げたことで、現在
注目を集めています。
そんな佐藤友祈さんは、いったい
どんな困難を乗り越えて、ここまで
成長されたのか?
とっても気になるので
調べてみました。
- 佐藤友祈(さとうともき)さんの経歴は?
- 佐藤友祈さんの過去の病気や障害とは?
- 佐藤友祈さんとマーティン選手とは?
- 佐藤友祈さんの年収は?
1.佐藤友祈(さとうともき)さんの経歴は?
- 名前:佐藤友祈(さとうともき)
- 生年月日:1989年9月8日
- 年齢:28歳
- 出身:静岡県藤枝市
(岡山県岡山市在住) - 身長:183cm
- 体重:77kg
- 学歴:静清工業高校卒
- 職歴:水産加工会社に半年勤務
- 2012年:競技トレーニング開始
- 障害クラス:T52
- 2016年:リオパラリンピック
400m・1500mともに銀メダル - 2017年7月:パラ陸上世界選手権
(ロンドン)
400m・1500mともに金メダル
佐藤友祈さんの父親隆さんは、レスリン
グで国体3位の実力者でした。
佐藤友祈さんはその影響でレスリングを
したり、小中学校では陸上の中長距離選
手としてがんばっていました。
子供のころからスポーツ少年だった
ようですね!
高校生ではキックボクシングジムに
通うなど、体力には自信があったそで
すよ。身長も高くてスポーツに向いて
いるのかと思えるのですが、
それらのスポーツで才能が
芽を出すということはなかったのだ
そうです。
高校卒業後は、水産加工会社で半年間
働きましたが、演劇を夢見た佐藤友祈
さんは仕事をやめて上京し、アルバイト
生活を始めました。
2.佐藤友祈さんの過去の病気や障害とは?
21歳の秋ごろ、佐藤友祈さんは
突然の高熱に襲われ、背中に激痛が
走り意識を失いました。
その半年ほど前から、足腰に力が
入らないことがあり、疲れからだと
思っていた佐藤友祈さんですが
急性骨髄炎という病気に侵されて
いたのです。
まさに青天の霹靂といった
感じだったでしょうね。
佐藤友祈さんは、骨の中に骨髄に菌が入
り胸から下が麻痺し、左腕にも麻痺が
残り、自由に動かせなくなってしまい
ました。
急性骨髄炎は一般的には、身体の中にあ
る化膿した病巣から、連続的に血液に菌
が送られることで発症したり、交通事故
などで骨の手術をした後に発症すること
が多いのだそうです。
しかし佐藤友祈さんは
骨髄炎になった原因は今だに分からない
とおっしゃっています。
本当に恐い病気ですね。
アルバイトもやめ、実家に戻った
佐藤友祈さんは、障害を負い
車いす生活になり
部屋から出ることがなくなり、
ひきこもりになってしまいました。
その後約1年半ものひきこもりの間で
佐藤友祈さんは、体重がなんと25kg
も増えてしまったそうです!
1ヶ月約1.4kg太っていった
計算になりますが、急に動けなくなり
カロリーも消費できないうえに
若くて身体も大きい佐藤友祈さんは
食欲もあったはずですから、
そうなっても仕方がないですよね。
佐藤友祈さんは
これからどうやって生きていったら
いいのか、というストレスで
辛い毎日を送っていました。
3.佐藤友祈さんとマーティン選手とは?
2012年のロンドンオリンピック
の時、佐藤友祈さんはテレビで
ロンドンパラリンピックの映像を
観ていました。そのとき映ったのが
アメリカの車いす陸上選手
レイモンド・マーティンさんでした。
当時18歳だったマーティン選手は
ロンドンパラリンピックで4個もの
金メダルを獲得!
風を切って走るマーティンさんの
姿に佐藤友祈さんは衝撃と感動を受け
なんと、4年後のリオパラリンピック
に出場する!と決意しました!
ひきこもりになっていた気持ちを
そこまで動かす迫力が、マーティンさん
やレースの映像にきっとあったのでしょ
うね。
それにしても、すごい決断です!
その後、車いすで毎日8kmを走る練習
を始め、体重を落とし
東京マラソンの10キロ車いすの競技に
出場するなどし、もっと良い環境で
トレーニングしないとリオに間に合わな
いと思った佐藤友祈さんは、2014年
に練習環境の整った岡山県へ移住します。
そこで、車いす陸上選手の大先輩である
松永仁志さんに指導を受けることに
なり、みるみる成績を上げていった
佐藤友祈さん。
自分で道を切り開くと、一気に運が
巡ってきたのでしょうか?
佐藤友祈さんは有言実行!
2016年のリオパラリンピックに
出場し、しかも憧れだったマーティン
選手と同じレースを走ったのです!
たった4年の努力で、ですよ?
信じられないですが本当の話
なんですよね~。すごいです!
リオでは銀メダル2個を手にした
佐藤友祈さんですが、金メダルを
手にしたのは、両方ともマーティン選手
でした。
強敵でもあるマーティン選手。
マーティン選手は小柄で体重が42キロ
で、その軽さを持ち味にスピードのある
スタートが切れるのです。
しかし佐藤友祈さんは体重78キロで
左手にも麻痺があり、握力が2キロ程
しかないので力強いスタートが切れない
のが悩みでした。
佐藤友祈さんの走りの特徴は
タイヤを回す腕の動きに無駄がなく
次の動きが素早くできること。
つまりレース中の加速に強いという
メリットがあり、それを武器に
次の2017年世界選手権に挑みました。
その結果、2種目ともにマーティン選手
に勝利し、金メダル2個を獲得しました!
佐藤友祈さんは、昔から根拠のない自信
があったと語っていますが、それにして
も障害を負ってまでも、ここまで実行に
移すとは、本当にすごい方だなぁと思います。
4.佐藤友祈さんの年収は?
佐藤友祈さんは、働きながら
車いす選手として活動されています。
仕事が終わってから、週6日
2時間の練習をしているそうです。
佐藤友祈さんは、2015年9月から
障がい者が事務代行などをする会社
「グロップサンセリテ」
で正社員として働いています。
その会社が母体となり
GROP SINCERITE WORLD-AC
というチーム名で、車いすレーサーが
活動しているのです。
GROPやKabutoなど多くの
スポンサーもついています。
2016年の調査では、
働いている障がい者の98%の人々が、
年収200万円以下で生活していると
いうデータがあります。
そのうち正社員で働いているのは全体の
15%しかいないのだそうです。
運よく、佐藤友祈さんは現在正社員
として働くことができていますね。
それは同じチームに所属する松永仁志
さんの導きもあってのことのようです。
佐藤友祈さんの年収は、想像するに
300万円から400万円の間くらい
ではないかと思いますがいかがで
しょうか?
佐藤友祈さんは
なぜ働きながら、活動するのか?
その理由は、東京オリンピック開催
に向けて、現在企業から声がかかる
障がい者アスリートが増えているそう
ですが、東京オリンピックが終わって
しまった後はどうなるか分からない。
そのためにも、自立して生活するために
も仕事はしていたいという思いが
あるようですね。
まとめ
障がいを持つアスリートが
スポーツをしているのを見て
いつも思うのは、健常者のアスリート
よりももっとすごい!ということです。
それぞれの抱えている障害を
肉体的にも精神的にも乗り越えて
スポーツをしているのを見ると
とても勇気がもらえて、自分の悩み
なんかちっぽけなモノだと思えて
くるのです。
佐藤友祈さんのように
活躍する選手も、そうでない選手も
スポーツをしていることだけで
すごいことなんだと思って
これからも応援したいと思います。
最後まで読んでいただいて
ありがとうございました!
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