こんばんは、まりもんです!
みなさんは「さかん」という言葉を
聞いてすぐに「左官」を思い起こす
ことができますか?
娘に「さかん」って何か知ってる?
と聞いてみたら、「知らない。盛ん
しか思いつかない」と言われました。
左官とは、日本家屋などの壁や床
土塀などを、こてを使って塗り上げる
職種のことです。
昔は「左官屋さん」は、家屋の工事現場
などでよく見かけましたが、最近は
ほとんど見かけなくなりましたね。
今日の【アナザースカイ】には
左官職人の挟土秀平(はさど
しゅうへい)さんが出演されます。
挟土秀平さんは、左官業の枠に
とらわれない、新しい技術や作品
を生み出していることで注目
されています。
挟土秀平さんには、実は大きな
夢があったようですよ!
- 挟土秀平さんの夢は矢沢永吉?
- 挟土秀平(はさど しゅうへい)さんの経歴は?
- 挟土秀平さんの作品は?
1.挟土秀平さんの夢は矢沢永吉?
挟土秀平さんは、矢沢永吉さんの
ファンだということを、ご存知の方
は多いと思います。
挟土秀平さんは、矢沢永吉さんに
雰囲気が似ていますよね!
出典:http://rollingstonejapan.com
挟土秀平さんの「土壁」は
矢沢永吉さん抜きには有り得ない!と
本気で思っているとおっしゃっています。
独立するまで、長く苦しい時期があり
辛い思いをしてきたのだそうです。
過去や、人の冷めた視線、孤独
葛藤、矛盾、何が判らないのかさえ
判らなかった時に、自身を支えて
くれていたのは矢沢永吉さんの存在
でした。
仕事帰りの車で、矢沢永吉さんの
歌声を聴いて、喉が壊れるくらいまで
歌って路肩で吐くというようなこと
が解消法になっていたそうです。
そうすることで、人への恨みや
自分に対する歯がゆさや迷える感情を
ストレスと共に身体が壊れる前に
吐き出すことができたのだとか。
矢沢永吉さんと、生きてきたと
言えるくらい、矢沢永吉さんの歌に
救われてきたのだそうです。
コンサートへも毎年訪れて
生の歌声が聴けるのが喜びでした。
そしていつか、矢沢永吉さんの
舞台セットを造りたい!
ということが夢になっていったそうです。
ただの飾りのセットではなく
本物の素材を使った作品で
矢沢永吉さんの存在に堂々と響きあう
ものを造るのなら誰にも負けない!
と大きな自信をもっていました。
今では、その夢は諦めたわけでは
ないけれど潮時だと思われている
そうですが・・・
舞台のセットとまでいかないまでも
たとえばCDジャケットのデザイン
をするとか、もしかしたらこれからも
何かチャンスが巡ってくるかも
しれませんよね。
たくさんの夢のひとつとして
諦めずに夢を見続けて欲しいですね。
2.挟土秀平(はさど しゅうへい)さんの経歴は?
- 名前:挟土秀平(はさど しゅうへい)
- 生年月日:1962年
- 出身:岐阜県飛騨高山
- 年齢:55歳
- 1983年:技能五輪全国大会
左官部門優勝 - 1984年:国際技能競技大会出場
(世界大会) - 2001年:「職人社 秀平組」を設立
挟土秀平さんは、飛騨高山で
左官業を営む「挟土組」の長男として
生まれました。
自由な発想力と技術力を持つ
挟土秀平さんは、これからの時代は
新しい空間的プレゼンテーションが
必要だとの考えを持っています。
昔ながらの手法ばかりの家業は
肌に合わなかった挟土秀平さんは
「職人社 秀平組」を立ち上げました。
今では10人以上のお弟子さんを
持っています。
土にこだわる壁作りや
基本の左官の仕事は
もとより、その枠にとらわれない
作品を数多く生み出しています。
現在は日本全国から海外に渡るまで
活動を広げています。
3.挟土秀平さんの作品は?
最近1番話題になった作品は、
やはりNHKの2016年大河ドラマ
「真田丸」の題字ですね!
この作品は、真田丸のテーマでもある
大地目線というところから
挟土秀平さんが、こてを使って
下書きなしで一気に書いたのだそう。
習字習ったことはないそうですが
この腕前はさすがですね!
こちらは高山市の
町家造りの古民家をリモデルした
和菓子屋、「花筏」です。
「花筏」とは、葉っぱの真中に
花を咲かす不思議な植物で、
それをイメージした土壁の作品です。
幾何学模様の三角の組み合わせが
日本家屋には新鮮ですよね!
挟土秀平さんの作品に対して
否定的な方もいらっしゃるようですが
左官が絶滅にひんしている今
このような新しいデザインや
土壁は、今後もますます需要が
ありそうですね。
昔ながらの日本の技術を守りつつも
新しい息も吹き込んでいかなければ
生き残っていけない世界なのでしょうね。
まとめ
挟土秀平さんは、仕事に一区切りが
つくと必ずカラオケで歌います。
仕事のストレスや辛い気持ちを
歌で洗い流すのだそう。
その歌声はプロ級なんだとか!
いつか挟土秀平さんの夢が叶うよう
これからもお仕事を続けて、
日本のすばらしい技術を世界にも
伝えていってほしいです。
今日は最後まで読んでいただいて
ありがとうございました!
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